猫まるさんのページ
口コミ投稿
- SWINGIN’ THREE [CD] / セルジュ・デラート・トリオ, Serge Delaite
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- 投稿日:2020年09月12日
- この口コミの投票獲得数:6票
5 - 私の大好きなセルジュ・デラートの2008年のアルバムです。邪魔にならず、それでいて適度な存在感とロマンティックな盛り上がりもあるので、食事時のBGM にもピッタリだと思います。「Bésame Mucho」は脱力感のある女性ボーカルのイメージが強かったのですが、今回はベースのメロディが印象的で、抑えめのピアノが少し大人の雰囲気で良かったです。ビートルズの「Michelle」もカバーされていて、しっとりしたピアノが美しく秀逸です。
- テラ・フリオサ [CD] / ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ
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- 投稿日:2020年09月12日
- この口コミの投票獲得数:1票
4 - 全体的に哀愁とか切なさが漂う作品です。1曲めに「Alfonsina y el Mar」だったので、オープニングがこれ?と少々違和感を覚えました。この曲は自ら海に入って亡くなった女性の事を歌った曲です。美しい曲ですが、歌の歌詞を知っている人はそっちを考えてしまうと思います。まさかこの調子で聴き手の心をどん底に落とす気では?と思いきや、ちゃんと救いのある曲もあるので安心です。というか、人によってどの曲で救われるかは違うのでしょうね。私は「Worry Doll」の哀愁と温かみのあるメロディが特に好きです。ひとりの時間を大切にしたい人にお勧めです。
- TIME TO SMILE [CD] / トーマス・フィンク・トリオ, Thomas Fin
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- 投稿日:2020年09月12日
- この口コミの投票獲得数:3票
4 - 少し贅沢な気持ちで過ごしたい午後に聴きたくなるアルバムで、「Swingin' Eagle」や「Many Good Days」なんかは正にピッタリな雰囲気です。曲目はスタンダード中心ですが、聴き古した感じはなく、しっかりトーマス・フィンクのカラーが出ていると思います。それでいてビル・エヴァンスの名演で有名な「Polka Dots And Moonbeams」も入っているので、オールドジャズのファンにもお勧めです。
- YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC [CD] / ロバート・ラカトシュ・トリオ, Robert Lakatos, & その他
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- 投稿日:2020年09月12日
- この口コミの投票獲得数:3票
4 - アルバムタイトルどおり、夜に聴きたい作品です。「Whisper Not」や「The Blessing」のようなスウィンギングな曲にも深みがあって、夜にぴったりな雰囲気です。タイトル曲の「You And The Night And The Music」は昔の映画やミュージカルに使われていた曲ですが、ミュージカルの時の歌詞が大人っぽくて、一度聴いたら耳に残るメロディが印象的で好きな曲です。個人的にはこの曲を1曲目に持ってきて、楽しい夜の幕開け・・・みたいな雰囲気にして欲しかったなぁという気もします。
- LE TEMPS QU’IL FAUT [CD] / ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ, & その他
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:2票
3 - ベースの可能性を感じさせるようなアルバムです。ベースが主体となって、そこにピアノやドラムが乗っかっていくような曲が多いです。このアルバムに収められている曲は、好き嫌いがハッキリ分かれるように思います。好きな人にとってはカッコ良い!なるでしょうし、苦手な人にとってはとっつきにくいと感じるでしょう。私は残念ながら後者です。でも、「Dans La Peau D'un Autre」でのベースとピアノのシンクロは何だか音楽というより楽器の周波数を浴びているような不思議な気持ちになって、目を閉じて聞くというより世界に没頭するような感じで印象に残りました。
- COMME BACH… [CD] / セルジュ・デラート・トリオ, Serge Delaite
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:4票
5 - クラシック好きの人にもお勧めです。言わずと知れた音楽の父バッハとスタンダードジャズが融合しています。チェンバロの音色が耳に馴染んだところにサラッとジャズに移行していくのが心地良いです。一番好きなのは「Armando's Rumba」です。バッハのトッカータとアルマンドのルンバが融合するなんて!と驚いているうちにいつの間にかルンバに移行していました。とても面白い試みですが、単に面白いからだけじゃなく、バッハへの尊敬が伝わってきます。
- ALBA [CD] / ペリーヌ・マンスゥイ・トリオ, Perrine Mansuy
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:2票
3 - アルバム全体を通しての印象は、淡く余韻を残す詩的な印象です。悪く言えばパワーに欠け、ボヤけていて退屈と感じる人もいると思います。私は個人的に女性ピアニストは応援したいのですが、あまりにこういう雰囲気一辺倒で来られると、ちょっと諸手を挙げて・・・とはなりにくいです。単に好みの問題でしょうけれど。「Lennie’s Pennies」や「Tangotino」のリズムの使い方は好きです。
- LIVE IN VIENNA [CD] / ロマン・シュヴァラー・ジャズカルテット, Roman Schwaller
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:4票
5 - ハードバップが好きな人にお勧めです。曲の素晴らしさは勿論ですが、音源が1987年のライブなので、現場の高揚感までビシビシ伝わってくるようです。私は「Beautiful Love」が一番好きなのですが、もし自分がライブに行って一番最初にこれが流れたら、それだけでテンションが最高潮になりそうです。「Bolivia」での無機質なピアノにテナーサックスが絡んでいく感じも、とても好きです。まるでハードバップのお手本のような作品だと思いました。
- SOUL JAZZ [CD] / ジョルジュ・アルヴァニタス・クインテット, & その他
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:5票
5 - どの曲も全部私の好みの曲ばかりで、聴いているだけで気分が良くなります。ファンキージャズが好きな人にお勧めです。オープニング曲「This Here」の出だしが少しだけハンコックのCantaloupe Islandのような雰囲気で、ファンキーでカッコいいです。私はピアノをやっていたので「Oblivion」でのピアノソロの疾走感に憧れます。昔のスパイ映画みたいな「Mister X 」でもアルヴァニタスの素晴らしいテクニックを堪能できます。こんなにファンキーで鮮烈な音楽が自分が生まれるよりずっと前に聴かれていたなんて、羨ましい限りです。
- TIME AFTER TIME [CD] / セルジュ・デラート・トリオ, Serge Delaite, & その他
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- 投稿日:2020年09月09日
- この口コミの投票獲得数:3票
4 - このアルバムでは「Moon and Sand」と「In a Sentimental Mood」の2曲がバッハと掛け合わせられています。どこか厳かで背筋が伸びそうなイメージのバッハも、セルジュ・デラートの手にかかれば親しみやすいおじ様のような雰囲気になってしまいます。「Stardust」はスタンダードな曲なのにデラート特有の繊細な温かさがあって、聴いているだけで幸せな気持ちになります。