猫まるさんの投稿した口コミ一覧

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口コミ投稿

THE WAY OF TULIPS [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ, Paolo Di Sabatino
  • 投稿日:2020年08月24日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
スタンダードの名曲「You'd Be So Nice to Come Home to」が入っていたので、この曲に関しては大体の予想がついた状態で聴いたのですが、全く違ったアプローチの曲になっていて驚きました。曲の良さを引き出したような良い意味での新鮮味があります。「Funji Mama」でも同じ事が言えます。あらためてサバティーノはとても柔軟なピアニストだなと感じました。オリジナル曲も素敵で、メロディメーカーとしても素晴らしいです。
LUNA DEL SUD [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ, Paolo Di Sabatino
  • 投稿日:2020年08月24日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
トリオの演奏も良いけれど、バリトンサックスやソプラノサックスが加わった演奏も素晴らしいです。スタイルに固執せず、それでいてトリオの演奏を聴きたいファンの気持ちも分かってくれているかのようなラインナップです。1曲めの「Calypso」はいかにもカリプソ・ミュージックという雰囲気で楽しい気持ちにさせてくれますし「Piccolino」では優しいワルツを聴かせてくれます。曲調もバラエティ豊かで飽きさせないアルバムです。
THE SWEETEST LOVE [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ, Paolo Di Sabatino
  • 投稿日:2020年08月24日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
タイトルの通り、愛に溢れた曲が詰まった1枚です。1曲めから私の好きな「L-O-V-E」から始まるので、気持ちがはずみます。「Balla con Teddy」はオリジナル曲だそうですが、どこか懐かしいような可愛らしい曲で、これも大好きです。その他にもスタンダードやオリジナルがバランス良く配置されていて飽きさせません。全体的に「愛する喜び」という感じの曲調が多いのですが「Vuelvo al Sur」のようなしっとりした曲もまた素晴らしいです。
THREEO [CD] / Paolo Di Sabatino
  • 投稿日:2020年08月24日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
ファンの間では入手困難と言われたそうですが、今でもネットで探せば数は少ないけど入手はできるようです。サバティーノの真骨頂が存分に発揮されているアルバムです。どの演奏も活き活きしていて、圧倒的な音数の多さなのに聴いていてちっとも疲れません。むしろゆったりリラックスして安心して聴いていられます。何よりこのトリオのメンバーが素晴らしいです。特に「Coco's Way」のリズム陣の無双ともいうべき圧倒的な掛け合いが見事です。
COLD SAND [CD] / アレッサンドロ・ガラーティ・トリオ, Alessandro Galati
  • 投稿日:2020年08月24日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
ガラーティという人は独特というか不思議なピアニストだと思います。アルバムタイトルになっている「Cold Sand」や「Nothing Much to Say」では、彼が素晴らしいメロディメーカーであると感じさせます。かと思えばビートルズの有名曲をモチーフに何曲も聴かせてきます。それはまるでクラシックの第1楽章、第2楽章・・・のようでした。元々有名な曲をここまで分解(?)したインプロビゼイションは中々珍しいと思いました。雫のようにポロンポロンと落ちる一音一音に無駄がなく、聴いていて心地よくなります。
OUTER GOLD, INNER LORD. [CD] / アレッサンドロ・ガラーティ・トリオ, Alessandro Galati
  • 投稿日:2020年08月24日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
全曲スタンダードナンバーでまとめられたアルバムです。ラインナップを見る限りでは、「どスタンダードでコンパクトにまとまった」感もありますが、実際は中々の聴きごたえです。このアルバムの中でも私は特に「Caravan」「Django」が好きですが、初めて聴いた時にあーそう来たか、とニヤケてしまいました。中身は濃いけれど演奏時間は割とコンパクトなので、普段ジャズを聴きなれない人にもすんなり聴けるかと思います。
SPELLBOUND [CD] / エルマー・ブラス・トリオ, Elmar Brass
  • 投稿日:2020年08月24日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
1曲め「Joshua」のイントロ導入から心を鷲掴みにされます。これから何が起こるんだろうというワクワク感すら覚えます。2曲め「The Big Hang」のちょっとファンクっぽい味付けもカッコいいです。エルマー・ブレスは技術力の高さが定評ですが、特にテクニック面で感心させられたのは「Broadway」でした。一歩間違えれば音が散らかり放題になりそう、でも無難にしすぎると退屈になりそうな所を、ギリギリの線でうまく音を纏めています。デビュー作に比べて段々と良い意味で力が抜けて遊びが出てきているという印象を受けました。
天皇の国史 / 竹田 恒泰 (著)
  • 投稿日:2020年08月23日
  • この口コミの投票獲得数:1票
4
まだ発売されたばかりで、ネットでは現在入荷待ちのようです。私も配送遅延の末にようやく手に入れたばかりで、まだ途中までしか読めていませんが、竹田さんの本はとても読みやすく内容も興味深いので、今回も楽しみにしていました。現在は皇族ではないとはいえ、明治天皇の玄孫である竹田さんがこういった本を書くのは色々と気を使う面もあり大変だろうと思いますが、自虐でも過度な美化でもない、中立的な目で国史を纏めてくれていると感じます。権力者による政治闘争ではなく、2000年続く天皇というものを軸に語られているのが新鮮で興味深いです。かなりボリュームのあるページ数なので、油断すると家事が疎かになりそうです。「今日はここまで」と決めて毎日着々と読み進めています。天皇という存在については賛否さまざまかと思いますが、そういうのは一旦脇に置いておいて「日本なんてもう終わってる」と思っている人にこそお勧めしたい一冊です。
戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) / スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
  • 投稿日:2020年08月23日
  • この口コミの投票獲得数:0票
4
心に深く刺さってくる内容であると同時に、大変貴重な史料でもあると感じました。志願兵として第二次大戦で銃を取り戦った、ソ連軍元女性兵士達の証言が淡々とつづられています。彼女たちの存在は広く知られてはいません。自国のために命がけで戦ったはずなのに差別され、疎まれたからです。自国の男性兵士が相手国の女性に行なった蛮行にも触れています。認識はしていたけれど、勝利国の女性から語られるのはかなり珍しいと思います。読み進めるほどに、彼女達は特別に野蛮で好戦的な女性ではなく、ごく普通の女性たちだと強く感じました。同時に戦後受けた苦しみや差別を思うと胸が苦しくなりました。
世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史 / 茂木誠 (著)
  • 投稿日:2020年08月23日
  • この口コミの投票獲得数:0票
4
高校生の頃「日本史と世界史ってなぜ別々に習うんだろう」と思っていたので、本のタイトルに惹かれました。語呂合わせで年表を覚えるだけだったつまらない授業は一体なんだったのかと思うほど興味深い内容でした。前半は日本人のルーツやDNAの話が続きますが、それが現代の稲作のルーツなど興味深い話に繋がっていきます。世界の中の日本の立場、古代より続いた大国との戦いで守ってきた国の独立性などに思いをはせる事が出来ました。歴史をざっと見返すにはちょうど良い内容かと思います。
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