猫まるさんの投稿した口コミ一覧

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口コミ投稿

ONIRICA [CD] / ルネ・ユルトルジェ
  • 投稿日:2020年09月26日
  • この口コミの投票獲得数:6票
4
全曲ピアノ・ソロで演奏されているアルバムです。全体的に幻想的な雰囲気なので、何か作業をするときのBGMにちょうど良いかと思っていたのですが、BGMだったと思ったらいつのまにか手を止めて聞き入ってしまった事があり、それ以来作業用には聴かなくなりました。「Chimeric」という曲が合間に何度も出てきて、出てくるたびに形や角度を変えてきます。夢の中の場面転換のような、不思議な万華鏡のような演出をしてくれる曲です。軽やかな曲もあり、心を癒やすメロディアスな曲もあり、どこかクラシックを思い起こさせるような曲もあり、派手ではないのに聞き入ってしまうピアノです。
OVERNIGHT [CD] / Riccardo del Fra
  • 投稿日:2020年09月26日
  • この口コミの投票獲得数:5票
4
1曲めから、OVERNIGHTというタイトルがなるほどと思わされます。確かにみんなが寝静まった夜の深い時間にぴったりな曲ばかりです。和音が絶妙に心を癒してくれるし、コードが独特の叙情感を出していて、寝るときに聴いているといつの間にか眠りに入ってしまいます。特に「Old Ballad」という曲は優しいトランペットの音色に包まれる感覚で、私は大抵この辺りで寝落ちしてしまいます。
Armistice 1918 [CD] / Bill Carrothers
  • 投稿日:2020年09月26日
  • この口コミの投票獲得数:7票
4
2枚組のアルバムですが、とても異色だと思います。アルバムタイトルの「ARMISTICE 1918」とは第一次世界大戦の終わりを意味しています。聴いているうちに、単に音楽を聴いているのではなく一種の記録映画を見ているような心地になります。息子を戦地へ送る母親の嘆きを歌ったり教会の鐘が鳴ったりとシリアスなイメージも湧いてきます。決して楽しく聴く内容ではないのに、それでも途中でやめてはいけないような気持ちになります。音楽はノリノリで楽しく聴くものだと考える人には向かない作品だと思います。声高に反戦を叫ぶような激しさはないですが、深く静かに聴かせながら同時に様々な風景を見せてくる、不思議な作品です。
SWEET SMILE [CD] / ミシェル・グレイエ・トリオ, Michel Graillier
  • 投稿日:2020年09月26日
  • この口コミの投票獲得数:6票
4
演奏をカッコ良く見せるために奇抜さを狙った装飾を付け足す演奏者も中にはいますが、このミシェル・グレイエというピアニストにはそういうものは全く感じません。このアルバムに関しても心に直接響いてくるようなストレートさが魅力です。オープニング曲の「Moment's Notice」ではサックスの名手コルトレーンが思い浮かびますが、変に奇抜さは加えず、それでいてコルトレーンとは違う、ピアノならではの気品があって素敵です。「Funk in Deep Freeze」も同様、ハンク・モブレーを思い起こさせつつ、ピアノならではの華やかさでモブレーとは違う魅力で聴かせてくれています。最後の「My Foolish Heart」も秀逸で、ポツンと独り言を言っているかのようなシンプルな愚直さがストンと心に落ち着いて穏やかな気持ちで聴けました。
THAT & THIS [CD] / Anthony Cox
  • 投稿日:2020年09月24日
  • この口コミの投票獲得数:5票
3
終始、ベースのソロ演奏です。何も知らずに聴いたら、誰かのパート練習を録音したのかな?とでも思ってしまいそうですが、れっきとしたベーシストによるソロアルバムです。まぁ結構マニアックというか個性的ではあると思います。でも「Movement」や「Joy」などを聴いていると、いないはずのピアノの音が浮かんでくるような気がします。勝手に頭の中でピアノやドラムを付け足すという楽しみ方をさせてもらいました。ジャズ初心者向けではないですが、ベースの音に魅了されている人にお薦めです。
ETANT DONNES [CD] / JEAN-PHILIPPE VIRET TRIO, ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ
  • 投稿日:2020年09月24日
  • この口コミの投票獲得数:5票
4
ジャン・フィリップ・ヴィレのアルバムはいくつか聴いたことがあって、好き嫌いがはっきり分かれていました。とっつきにくいような、玄人しか受けつけなさそうなものもあったのですが、これは比較的親しみやすいと思います。メロディが美しいけれど、ただ綺麗なだけじゃなく程よく個性的、といった感じです。例えば「La Fée blesse」は軽やかなリズムとベースのメロディラインがカッコいいし、「Pilou」は美麗なピアノが魅力だけど、ただのピアノ曲ではなく、ベースが付かず離れず絡んできます。ありきたりなヨーロピアンジャズは好みじゃないけど、あまり先鋭的すぎるのもちょっと・・・という人にはちょうど良いと思います。
DAL VIVO! [CD] / ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ, Giovanni Mirabassi
  • 投稿日:2020年09月24日
  • この口コミの投票獲得数:6票
4
ライブ音源だそうですが、正直に言ってあまり音質は良くないです。でも聴いていくうちにそういう事は気にならなくなりました。メロディアスで切ない雰囲気の曲が多いのに、感傷に浸らせるのではなくピアノの音色に純粋に引きつけられます。特に「Place de la Mairie」「Des Jours Meilleurs」「Memento Mores」あたりはメロディが実に美しいです。日本人好みの曲が多いと思います。ピアノジャズを堪能したい人に特にお薦めです。
CONSIDERATIONS [CD] / Jean-Philippe Viret Trio, ジャン-フィリップ・ヴィレ・トリオ
  • 投稿日:2020年09月24日
  • この口コミの投票獲得数:6票
3
全曲オリジナルなので、馴染めない人には全く馴染めないと思います。私もあまり馴染めず、奇抜なアレンジでも良いから何曲かはスタンダードも入れて欲しかったなと思いました。演奏力は素晴らしいと思いますが、作曲については好みではありません。スタンダードを懐古趣味と切り捨てる人もいますが、このアルバムの中から次世代に引き継がれる曲があるのか?と考えると厳しいと思います。例えば「Une Vie Simple」のピアノとベースの響き合いは美しいと思いますが、音色の響きだけではなくメロディとリズムも楽しみたい人にとっては、ちょっと期待外れと感じてしまうと思います。個人的にはお薦めとは言い切れないですが、オールドジャズに飽き飽きしてるという人には良いのかも知れません。
SOFT TALK [CD] / MICHEL GRAILLIER (ミシェル・グレイエ), Riccardo del Fra
  • 投稿日:2020年09月24日
  • この口コミの投票獲得数:8票
4
ミシェル・グレイエは1970年代から2000年代初め頃まで活動していたピアニストです。昔の演奏も聴いたことがありますが、昔と比べると本作の演奏はだいぶ印象が違います。昔はどちらかというと技巧的だったと思うのですが、本作では全曲ピアノとベースのデュオで、叙情的で余韻を楽しむような、円熟味のある演奏スタイルになっています。「Petit troquet」では両者が静かに語り合いながら徐々に重なり合っていく様子が印象的です。ドラムが入らない分、物静かだけれど深く優しい音使いになっています。グレイエ本人は残念ながら50代で他界されていますが、今も存命なら70代半ば。50代でこの円熟味なら70代ではどうなっていただろうと思わずにいられません。
ローソン からあげクン レッド
  • 投稿日:2020年09月24日
  • この口コミの投票獲得数:4票
4
からあげクンはどの味も美味しいので大好きです。レッドはおつまみにもピッタリで、ノーマルなからあげクンとレッドを両方買って晩酌のお供にするのが、お気に入りのちょっとした贅沢です。激辛すぎるのは苦手ですが、このレッドはちょうど良い辛さです。家に持って帰るとどうしても表面がフニャフニャになりがちなので、食べる直前にトースターで温めるようにしています。そうすると表面にカリカリ感が蘇って美味しいです。
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