猫まるさんのページ
口コミ投稿
- ニトリ 耐熱ガラス パウンド型 (KB211 880ml)
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- 投稿日:2020年08月12日
- この口コミの投票獲得数:5票
4 - たまにパウンドケーキを焼くので、ネットで購入しました。これまではフッ素加工の型を使っていたので、ガラス製はどうかなと思いましたが、思ったより使いやすかったです。パウンドケーキ以外のオーブン料理にも使っています。ただ出し入れやお手入れのしやすさは、やはりフッ素加工の方が上かなと思いました。
- 弟子から見たショパン 増補最新版: そのピアノ教育法と演奏美学 [楽譜]
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- 投稿日:2020年08月12日
- この口コミの投票獲得数:8票
5 - 値段が結構するので迷ったのですが、誘惑には勝てず入手。ボリュームのある内容で読み終えるのに時間がかかりましたが、購入して良かったです。資料がとにかく貴重で、それらを見ているだけで1日過ごせてしまいます。資料に対する著者の補足説明が、読み手の読み込みの邪魔にならないように配慮されているのも素晴らしいと思いました。精度の高い資料を元に、ショパンという音楽家の考え方や意図を紐解いていく、という内容になっています。ショパン好きの人には一読の価値は大いにあると思います。
- [新装版]フレデリック・ショパン全仕事 / 小坂裕子 (著)
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- 投稿日:2020年08月12日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - ショパンの人生なら伝記物が沢山出ているし、作曲の背景解説もたくさんされているけれど、それらがオールインワンになった本ってそういえば無かったかも?と思い興味を持ちました。しかもショパンの「全仕事」というだけあって、埋もれたマイナー曲までしっかりと作品番号順に解説されています。その分、一曲一曲の解説はさほど深く書かれていないので、やや物足りなさもありました。より詳しく知りたい曲は自分で個別に掘り下げていくしかなさそうです。
- ジャズの「ノリ」を科学する / 井上裕章 (著)
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- 投稿日:2020年08月12日
- この口コミの投票獲得数:7票
4 - 「ミュージシャンや時代による8分音符のタイミングのちがいを数値化・視覚化」という紹介文を読んだときに、なかなか変わった視点の解説本だなと思って興味を持ちました。著者はチャーリー・パーカーやマイルス・デイビスなどといった巨匠達の演奏をコンピュータに取り込んで徹底的に可視化して分析しています。楽譜に並んだ8分音符と巨匠が刻む8分音符のズレと一致の法則というのが本当に科学的で興味深いです。日本人が苦手とされる裏打ちについても緻密に可視化されています。「音楽に科学なんて野暮、感覚が全て」という人には全く響かない内容だと思いますが、その感覚というものを可視化するという点が私は面白いと思いました。
- すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話 / 岡田暁生 (著), フィリップ・ストレンジ (著)
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- 投稿日:2020年08月12日
- この口コミの投票獲得数:5票
4 - 本のタイトル通り、音楽学者とジャズピアニストが語り合っています。モダンジャズの巨匠たちの名演をピックアップして、細かく解析しているので興味深く読み進められました。アドリブの旋律が好き、繊細で美しい等感覚だけで聴いても楽しいけれど、細かに読み解いていくことでより深く聴けるような気がします。実際の巨匠の演奏を楽譜に書き起こした解説も面白く、本に出てきた曲を聴きながら読むと時間を忘れるほど楽しかったです。
- 音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書) / 岡田 暁生 (著)
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- 投稿日:2020年08月11日
- この口コミの投票獲得数:9票
4 - 同じ著者の「西洋音楽史」という本が面白かったので、こちらも読んでみました。「自分の音楽の聴き方について自覚的になってみよう」という視点に興味が湧きました。内容は、著者の私的音楽論のようなものなので賛否あると思いますが、私は面白く読めました。音楽をサウンドとして聴くのか、構築物として聴くのか・・・という視点が特に興味深かったです。著者は構築物よりの考えのようですが、私は両方ありかなと思います。昔のようにじっくり目を閉じて耳をすませて曲の構成にまで注意を払い、巨匠の音楽に没頭する・・・なんていう事は現代では中々できないし、誰もが音楽に親しめるようになった事と引き換えに「ながら聴き」に適した音楽が増えたのかなと思うので。自分なりに解釈しながら読み進められる1冊で、読み応えがありました。
- 西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書) / 岡田 暁生 (著)
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- 投稿日:2020年08月11日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - これはなかなかの名著だと思います。タイトルと表紙の見た目から何だか堅苦しそうな印象ですが、内容はとても面白いです。「クラシック音楽」って、どこからどこまでがクラシックなのか?という所から興味が持てました。筆者はユーモア好きのようで、とても面白い文章で読みやすいです。バッハがバロックの代表みたいに言われる事に物言いをつけたり、ベートーヴェンを「拳を振り上げる無作法」、ストラヴィンスキーを「パクリとつぎはぎ」などと形容しているのもクスッと笑ってしまいました。西洋音楽史を俯瞰的に解説していますが、専門書というわけでもないので、ちょっとでも興味ある方なら気軽に読める一冊だと思います。
- 古今文様素材集 / kd factory (著)
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- 投稿日:2020年08月11日
- この口コミの投票獲得数:5票
4 - 文様素材集です。素材集にしては比較的リーズナブルではないかと思います。データCDも入っていて、形式もJPG・PNG・AI なので汎用性が高く使いやすいと思います。私は手作りの便箋などに活用していますが、使用目的によっては使用許諾をよく確認した方が良いかも知れません。内容はとても良くて、吉祥文様や蒔絵など4つのテーマに沿って繊細で綺麗な文様が目白押しです。実用的でもありますが、普通にデザイン集として眺めていても飽きません。
- NEVER LET ME GO [CD] / ロバート・ラカトシュ・トリオ, Robert Lakatos
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- 投稿日:2020年08月10日
- この口コミの投票獲得数:9票
5 - ヨーロピアンジャズは夜寝るときに聞くのがピッタリだと個人的に思っているのですが、このアルバムに関しては、聴きながら眠るということは出来ません。眠るためではなく、「もう今夜は夜更かししてしまおう!」という時にピッタリだと思います。音楽がうるさくて寝られないというのではなく、アップテンポもバラードも音色に深みがあって、続きが気になって寝られないという感じです。少しアルコールを飲みながら「My Favorite Things」を聞いていると楽しい夜更かしにピッタリで、大人で良かった・・・と贅沢な気持ちになります。
- MOONLIGHT ECHOES [CD] / ウォルター・ラング・トリオ, Walter Lang
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- 投稿日:2020年08月10日
- この口コミの投票獲得数:7票
4 - ウォルター・ラングはドイツのピアニストです。そのせいなのか、アルバム全体もドイツ人らしいというか無駄がなく技巧的という言葉が当てはまるような演奏だという印象です。かといって決して退屈さや堅苦しさはなく、例えばサスティーンの使い方一つ取っても無駄がなく心地良いです。「Well, I Thought So」のアドリブパートは特に計算され尽くしたような心地の良い精巧さを感じます。