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殷周伝説―太公望伝奇 / 横山 光輝
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:1票
5
横山光輝さんの漫画です。中国古代の殷、周という、伝説にも近い王朝の時代を描いています。当然、内容は奇術妖術の応酬、仙人が空を飛び交う…といった現実離れした場面もありますが、基本的には歴史に沿っています。人物の伝記にスポットを当てているので、ひとりの人間の葛藤や心の動きが丁寧に描かれています。
項羽と劉邦 / 横山 光輝
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:2票
5
紀元前中国の項羽と劉邦の争いを描いた横山光輝さんの名作です。魅力的な人物が次々と登場し、全く飽きさせません。無理な展開や無駄なアクションはなく、事実が淡々と進みますが、それがまた読んでいる方の想像力を掻き立てます。最後の項羽が四面楚歌となるシーンもあっさりと描かれていますが、それが逆にリアルで印象的です。
史記 / 横山 光輝
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:2票
5
紀元前中国の戦乱を描いた横山光輝さんの漫画です。司馬遷が書いた史記そのものを忠実に再現していると思われるので、登場人物の描写がとてもリアルです。故事成語として有名な「完璧」「管鮑の交わり」「刎頚の友」などの逸話も描かれているので、「あ~!」「なるほど!」という場面にたくさん出会います。歴史好きの方ならきっと満足できる漫画ですよ。
三国志 / 横山 光輝
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:2票
5
全60巻(単行本)という途方もないスケールで描かれた名作です。横山光輝さんの歴史漫画は大抵読んだのですが、やはり三国志あっての横山漫画だなと実感させられます。魅力的な登場人物、戦い、友情、裏切り…すべてが丁寧に描かれます。三国志の初心者がまず初めに手にしてもらいたい漫画です。今は文庫シリーズでもあるので、もう少し巻数は少なくなっているはずですが。
剣豪将軍義輝 / 宮本 昌孝
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:0票
4
宮本昌孝さんの小説です。室町幕府の14代将軍、足利義輝という世間ではマイナーな人物が主人公ですが、彼の一生を通して、戦国時代の華やかさや虚しさが非常に丁寧に語られています。特に最期の場面は印象的です。読めば、義輝のファンになる一冊ですよ。
敦煌 / 井上 靖
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:1票
4
井上靖さんの名作です。映画化もされましたが、間違いなく本で読むべき話だと思います。ミステリアスな敦煌の姿が、幻想的かつ美しく描かれています。未知のものに対する憧れや欲求が掻き立てられますよ。
はてしない物語 / ミヒャエル・エンデ
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:4票
5
映画ネバーエンディングストーリーの原作です。映画に登場する本と同様に表紙には蛇の模様があり、何だか魔法の本のような雰囲気です。映画を見て、子供向けのファンタジーと勘違いしている人が多いようですが、これは大人が読むべき物語です。本当に大事なものは何なのか、無くしてはいけないものは何なのか、深く考えさせられます。また、読む度に違う感想を抱くことのできる不思議な作品です。もしかしたら、本当にこの作品には魔法が…と思ってしまうくらいですよ。
優駿 / 宮本 輝
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:0票
4
小さな牧場で生まれた馬が皆の期待を背負い、そして日本ダービーへと挑む…ストーリーとしてはありがりな競馬の話のようですが、そこに関わる人間模様が複雑で、しかもそれぞれが抱える問題も山積です。決して幸せなだけの物語ではないのですが、それらすべてを飲みこんで走るオラシオンという名の馬、その描写がとても美しく書かれています。初めて読んだのは高校生の時でしたが、今読み返しても色褪せない名作です。
弥勒の掌 / 我孫子 武丸
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:6票
4
我孫子武丸さんのミステリーです。それほど長くはないので、一日で読み切ってしまいました。最後の最後でとんでもないどんでん返しが待っています。突飛なミステリーが好きな人はぜひ。ただし、後味が良いとは言えないので、それは覚悟を。
アマルフィ / 真保 裕一
  • 投稿日:2010年10月10日
  • この口コミの投票獲得数:1票
4
映画化され話題にもなった真保裕一さんの作品です。映画化、という話が先にあったようなので、やや映画を意識しすぎての演出が…といった部分もありますが、全体的には緊迫した展開が続くので、一気に読んでしまいたくなる話です。アマルフィという場所に行ってみたくなりました。
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