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- パデレフスキ編 ショパン全集 VII ノクターン (日本語) 楽譜 / F. F. ショパン (著), 寺田 由美子 田村 進 (翻訳)
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- 通称パデレフスキ版と呼ばれるショパン全集の日本語版です。ピアノを習っている方なら一度は先生に薦められたのではないでしょうか。他の譜面だとペダルなど好き勝手にされているようなものも見受けられますが、パデレフスキ版は手を入れていないスタンダードなので、より深くショパンの世界を表現できると思います。全種類を揃えるのはなかなか大変なので、このプレリュードを始め特にお気に入りのものだけ数種類揃えています。難点はページの継ぎ目がやや固く、開きづらいところです。演奏中にページが勝手に戻ろうとする時があります。なので変な開き癖が付かないようにまっすぐ、しっかり開き癖を付けた方が良いと思います。もっとも、使い込むうちにそういう事もなくなっていきますので、本が柔らかくなるまでしっかり練習しろと言われているのだと思うことにしています。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- Jane Eyre Illustrated (英語) / Charlotte Brontë (著)
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- シャーロット・ブロンテの長編小説です。いわずとしれた名作なので翻訳版も難なく手に入りますが、敢えて翻訳者のクセが入らない原文で読むとより楽しめます。170年以上も前の話ですから今の価値観に当てはめることは出来ませんが、当時の時代背景を踏まえて読むと、ジェーン・エアという女性の強さや高潔さ、激しい内面を知る事が出来て、ジェーンのことが大好きになります。長編なので英文が苦になる人もいるかも知れませんが、作者の筆致が直接伝わるので、ある程度英語が読める人にはぜひ原文をお勧めしたいです。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- Never Let Me Go (英語) / Kazuo Ishiguro (著)
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- 全文英語の原作が断然おもしろいです。日本語訳も出ていますが、ニュアンスが伝わりきらないというか、翻訳の限界をまざまざと感じてしまいます。作者は日本生まれの英国人です。作品に描かれる世界観は完全に英国寄りですが、胸に迫る悲哀感は日本人の感性が生きているような印象を勝手に持ちました。パブリックスクールを舞台にした物語の冒頭は、なかなか本題には入らず外堀部分のような書き出しですが、読み手をイラつかせる前にジワリジワリと薄皮を剥がすように話が核心に近づいていきます。最後に話の全貌が明らかになったときはゾッとするような恐ろしさと言いようのない虚しさを感じました。主人公たちの境遇があまりに不条理で、胸がギュッとなりました。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと / トーマス マーク (著), トム マイルズ (著), ロバータ ゲイリー (著), 小野 ひとみ (監訳), & その他
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- 趣味の範囲でピアノを弾く人であっても、指や手首を痛めてしまっては思うように楽しめませんので、この本はアマチュアの人にもとてもお勧めです。わたしは元々手指の骨格が多少人と違うところもあるため痛めやすいのですが、それでも基本的な骨格の構造を知る事は大事だと、実体験から思います。弾いていて違和感や負担を感じた時はこの本を開いて、参考にしています。もっと早く、子供の頃に出会いたかった本です。演奏力に限界を感じてる人や、習い始めのお子さんにもぜひ参考にして欲しいですね(子どもが読める内容ではないので大人と一緒に)。うちの姪っ子もこの本を見て練習しています。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- インプロヴィゼーション―即興演奏の彼方 / デレク ベイリー (著), Derek Bailey (原著), 竹田 賢一 (翻訳), 斉藤 栄一 (翻訳), 木幡 和枝 (翻訳)
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- この本をたまたま見つけた時、子供の頃に音楽教室でモチーフ即興・変奏・即興伴奏などをやって楽しかったのを思い出し、興味を持って入手しました。けっこう昔の本ですが、読んで良かったです。インド音楽からクラシック、ジャズ、現代音楽など様々なジャンルの即興演奏事情が垣間見れて、なかなか興味深いです。欲を言えば、一つ一つの項目をもう少し掘り下げた内容が読みたかったです。個人的には即興演奏は楽しいけれどお金を払った聴衆に聞かせるためのものなのか、自己満足のお遊びなのか、やや疑問も持っていますが、即興自体は音楽の醍醐味の一つである事は間違いなく、まじめな即興演奏論の本に出会えて良かったです。
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- 戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) / スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
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- 心に深く刺さってくる内容であると同時に、大変貴重な史料でもあると感じました。志願兵として第二次大戦で銃を取り戦った、ソ連軍元女性兵士達の証言が淡々とつづられています。彼女たちの存在は広く知られてはいません。自国のために命がけで戦ったはずなのに差別され、疎まれたからです。自国の男性兵士が相手国の女性に行なった蛮行にも触れています。認識はしていたけれど、勝利国の女性から語られるのはかなり珍しいと思います。読み進めるほどに、彼女達は特別に野蛮で好戦的な女性ではなく、ごく普通の女性たちだと強く感じました。同時に戦後受けた苦しみや差別を思うと胸が苦しくなりました。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか / クロード・スティール (著), 北村英哉 (その他), 藤原朝子 (翻訳)
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- 昨今、人種や性別に関する運動のニュースを見ると心に言いようのないモヤモヤが浮かび、漠然と差別や偏見について考えていた時に偶然この本を知り、興味が湧きました。「ステレオタイプ」と「差別」と「偏見」の違いについて胸にストンと落ち納得がいきました。全部一緒くたに語られているからモヤモヤしていたんだなぁ、と。ステレオタイプとは刷り込まれた思い込みもあるけれど、一方で一定の事実も含まれるから世間での共通認識になっている所もあるのでは?と思うので、ここに書かれたこと全てに賛同はしませんが。読む前に、この本を勧めている日本の著名人達の名前を見て「うわ、こういう人たちが勧める本は自分向きじゃないかも」と思ったり、著者の冒頭書き出し「私は黒人」を見た瞬間にポリコレ色全開の窮屈な本かと警戒してしまった自分は、思いっきりステレオタイプに侵されているのかな、と反省しました。内容的には全ての人にとって耳の痛い内容だと思いますが、別にお説教臭さもないのでお勧めです。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- ショパン・コンクールを聴く / 舩倉 武一 (著)
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- 5年に一度のピアノの祭典、ショパン国際ピアノ・コンクールは本当は今年(2020年)の秋に開催されるはずでしたが、新型コロナの影響で1年延期されてしまいました。残念ですが、1年後に向けて過去の映像を見たりしながら待っています。そんな中この本を見つけて、興味が湧き購入しました。著者自身もショパンコンクールを夢見てピアノをやってきた人なので思い入れが伝わってきます。過去のコンクールで起きた事件やスキャンダルにも触れられていて、中には知らなかったエピソードもあり興味深く読みました。今では有名なピアニストも過去の落選者として名を連ねるこのコンクールについて、理解を深められる一冊です。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- 音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書) / 岡田 暁生 (著)
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- 同じ著者の「西洋音楽史」という本が面白かったので、こちらも読んでみました。「自分の音楽の聴き方について自覚的になってみよう」という視点に興味が湧きました。内容は、著者の私的音楽論のようなものなので賛否あると思いますが、私は面白く読めました。音楽をサウンドとして聴くのか、構築物として聴くのか・・・という視点が特に興味深かったです。著者は構築物よりの考えのようですが、私は両方ありかなと思います。昔のようにじっくり目を閉じて耳をすませて曲の構成にまで注意を払い、巨匠の音楽に没頭する・・・なんていう事は現代では中々できないし、誰もが音楽に親しめるようになった事と引き換えに「ながら聴き」に適した音楽が増えたのかなと思うので。自分なりに解釈しながら読み進められる1冊で、読み応えがありました。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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- 西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書) / 岡田 暁生 (著)
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- これはなかなかの名著だと思います。タイトルと表紙の見た目から何だか堅苦しそうな印象ですが、内容はとても面白いです。「クラシック音楽」って、どこからどこまでがクラシックなのか?という所から興味が持てました。筆者はユーモア好きのようで、とても面白い文章で読みやすいです。バッハがバロックの代表みたいに言われる事に物言いをつけたり、ベートーヴェンを「拳を振り上げる無作法」、ストラヴィンスキーを「パクリとつぎはぎ」などと形容しているのもクスッと笑ってしまいました。西洋音楽史を俯瞰的に解説していますが、専門書というわけでもないので、ちょっとでも興味ある方なら気軽に読める一冊だと思います。
(猫まるさん 女性 48才 主婦(主夫))
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※(口コミランキングGOGO編集部調べ)
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