猫まるさんのページ
口コミ投稿
- Jane Eyre Illustrated (英語) / Charlotte Brontë (著)
-
- 投稿日:2020年09月06日
- この口コミの投票獲得数:5票
4 - シャーロット・ブロンテの長編小説です。いわずとしれた名作なので翻訳版も難なく手に入りますが、敢えて翻訳者のクセが入らない原文で読むとより楽しめます。170年以上も前の話ですから今の価値観に当てはめることは出来ませんが、当時の時代背景を踏まえて読むと、ジェーン・エアという女性の強さや高潔さ、激しい内面を知る事が出来て、ジェーンのことが大好きになります。長編なので英文が苦になる人もいるかも知れませんが、作者の筆致が直接伝わるので、ある程度英語が読める人にはぜひ原文をお勧めしたいです。
- 越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 決定版 / 越前 敏弥 (著)
-
- 投稿日:2020年09月06日
- この口コミの投票獲得数:7票
5 - 洋書を原文で読むのが好きなので、私には非常に興味深くためになる内容でした。出てくる例文はどれもよく見るタイプのもので、確かに間違えやすいものでした。難解なものもあり、久し振りに頭をフル回転させましたが半分くらい間違えてしまい心が折れかけました。でもその後の解説が分かりやすいので二度と間違えないという自信もつきました。TOEIC高スコアの人でも間違えそうな文章ばかりです。受験対策にも良さそうですし、仕事で英語必須の人や私のように英文に触れるのが好きな人にももちろんお奨めです。
- 洋書天国へようこそ 深読みモダンクラシックス / 宮脇 孝雄 (著)
-
- 投稿日:2020年09月05日
- この口コミの投票獲得数:10票
5 - 英米文学の深い楽しみ方や英文の解釈の仕方などを教えてくれる案内書です。さすが名翻訳家と言われる宮脇孝雄さんが書かれただけあって文章が読みやすく、翻訳のツボなど興味深い内容です。ポオやサリンジャーなどの名作が多く紹介されています。洋書を字面で追って文章を理解することは、ある程度の英語力があれば誰にでもできますが、より深く、作家の特徴や背景などを知ったうえで読み進めるとまた違った味わいが生まれます。これを読んで、改めてロバート・ネイサンの「ジェニーの肖像」を読みたくなりました。フォード・マドックス・フォードを「山本山みたい」と書いていたり、ウィットに富んだ文章なのであっという間に読んでしまいました。ここに書かれた洋書をこれから1冊ずつ読んでいこうと思います。
- プラスティック [DVD]
-
- 投稿日:2020年09月05日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - 実話を元にした映画です。良い言い方をするなら、力を抜いて軽く観る分にはちょうど良い作品だと思います。悪く言えば、痛快劇にもコメディにもなり切れない、中途半端さが目立つ作品だと思います。いっそオーシャンズのように振り切ってしまうか、「俺たちに明日はない」のようにアンハッピーな結末に向かって突っ走ってくれた方が良かったです。詐欺グループの4人は仲間だけど信頼関係はないようで、とても不思議な関係性に見えました。4人が4人とも人に信頼されない理由が十分にあるので、仕方ないのかなとも思います。
- ニキータ [DVD]
-
- 投稿日:2020年09月05日
- この口コミの投票獲得数:4票
4 - 私にとっては好きな映画ですが、私の周りでは好き嫌いが分かれ、特に女性からの悪評が多いと感じます。低評価の多くは「ニキータに共感できない」というものですが、ニキータが皆んなに共感されるようなキャラだったらこの映画は成立しないと思うので、あれで正解だと思います。冒頭部分だけで彼女の生い立ちが透けて見えます。悪行の限りを尽くした不良が、社会に出ても恋人がいても幸せになれるはずもない。そこに共感など生まれるはずもなく、求められてもいないのだろうと思います。あと晩年のジャンヌ・モローがニキータに「あなたも私と同じ道を?」と聞かれたときの曖昧な笑顔がキュートでした。ラストは観る人によって如何様にも解釈できる終わり方で、フランス映画らしいなと思いました。ただ日本語吹き替えはちょっといただけないです。字幕版の方がすんなり観られました。
- Sky Atlas 2000.0 Deluxe (英語) / Wil Tirion (著)
-
- 投稿日:2020年09月04日
- この口コミの投票獲得数:3票
5 - 古い書籍ですが、夫がこういうのが好きなので誕生日に贈ったら喜ばれました。結構高価ですが、古書店でうまく見つけられたので比較的安く手に入りました。まず、結構かさばります。図面一枚ごとに紙を2つに折り畳んだ状態になっています。狭いスペースだとまともに広げられないです。そのかわり中身は素晴らしく、夫いわく何時間でも見ていられるそうです。星座の図にありがちな人や動物の絵や線が書いていないので、大人マニア向けかもしれません。広げたときに本の綴じ目部分に印刷が被らないように工夫されているのも良かったです。
- Never Let Me Go (英語) / Kazuo Ishiguro (著)
-
- 投稿日:2020年09月04日
- この口コミの投票獲得数:2票
4 - 全文英語の原作が断然おもしろいです。日本語訳も出ていますが、ニュアンスが伝わりきらないというか、翻訳の限界をまざまざと感じてしまいます。作者は日本生まれの英国人です。作品に描かれる世界観は完全に英国寄りですが、胸に迫る悲哀感は日本人の感性が生きているような印象を勝手に持ちました。パブリックスクールを舞台にした物語の冒頭は、なかなか本題には入らず外堀部分のような書き出しですが、読み手をイラつかせる前にジワリジワリと薄皮を剥がすように話が核心に近づいていきます。最後に話の全貌が明らかになったときはゾッとするような恐ろしさと言いようのない虚しさを感じました。主人公たちの境遇があまりに不条理で、胸がギュッとなりました。
- セブンプレミアム ななパフェ ストロベリー
-
- 投稿日:2020年09月03日
- この口コミの投票獲得数:1票
4 - 見た目どおりの味でした。バニラアイスの口どけがよく、フルーティなストロベリーソースが爽やかな甘さです。思ったよりもちょうど良い甘さで美味しかったです。ただ、ちょっと私には量が多かったのか味が単調に感じて途中で飽きかけました。何か食感の違う材料が入っていても良かったかも知れません。
- イントゥ・ザ・ブルー [CD] / シャカタク
-
- 投稿日:2020年09月03日
- この口コミの投票獲得数:7票
4 - とても懐かしいです。シャカタクは昔流行ったドラマでよく流れていましたが、海やドライブに合いそうな曲ばかりです。昔通っていたミュージックスクールで他の科の生徒とバンドを組んで発表する機会があり、このアルバムの中から「Deja Vu」と「This Boy is Mine」をコピーしたので特にこの2曲はよく聴きました。演奏自体はそんなに難易度高くはないのですが、独特の雰囲気があるので表現の方が難しい曲だと思いました。もちろん何も考えず聞き流しても心地良いです。人が少なくなっていく夕暮れ間近の海辺で聴きたくなります。
- NATURAL [CD] / T-SQUARE
-
- 投稿日:2020年09月03日
- この口コミの投票獲得数:7票
4 - いつ購入したのかも覚えていませんが、古いCDを整理してたらひょっこり出てきました。改めて聞かなくても、曲名を見ただけでメロディが浮かんでくるほど、当時はよく聞いていました。「Control」のちょっと変則的なリズムのイントロは今でも印象的です。T-SQUARE というとF-1のテーマが有名でしたが、それ以外にも良い曲が沢山あります。「RADIO STAR」はノリが良くていかにもライブ向きな曲で、特に好きでした。「White mane」はピアノでマスターしたくて耳コピでカバーしていたのが懐かしいです。派手じゃないけど透明感のあるメロディが美しい曲です。