猫まるさんのページ
口コミ投稿
- YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC [CD] / ロバート・ラカトシュ・トリオ, Robert Lakatos, & その他
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- 投稿日:2020年09月12日
- この口コミの投票獲得数:8票
4 - アルバムタイトルどおり、夜に聴きたい作品です。「Whisper Not」や「The Blessing」のようなスウィンギングな曲にも深みがあって、夜にぴったりな雰囲気です。タイトル曲の「You And The Night And The Music」は昔の映画やミュージカルに使われていた曲ですが、ミュージカルの時の歌詞が大人っぽくて、一度聴いたら耳に残るメロディが印象的で好きな曲です。個人的にはこの曲を1曲目に持ってきて、楽しい夜の幕開け・・・みたいな雰囲気にして欲しかったなぁという気もします。
- LE TEMPS QU’IL FAUT [CD] / ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ, & その他
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:7票
3 - ベースの可能性を感じさせるようなアルバムです。ベースが主体となって、そこにピアノやドラムが乗っかっていくような曲が多いです。このアルバムに収められている曲は、好き嫌いがハッキリ分かれるように思います。好きな人にとってはカッコ良い!なるでしょうし、苦手な人にとってはとっつきにくいと感じるでしょう。私は残念ながら後者です。でも、「Dans La Peau D'un Autre」でのベースとピアノのシンクロは何だか音楽というより楽器の周波数を浴びているような不思議な気持ちになって、目を閉じて聞くというより世界に没頭するような感じで印象に残りました。
- COMME BACH… [CD] / セルジュ・デラート・トリオ, Serge Delaite
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:8票
5 - クラシック好きの人にもお勧めです。言わずと知れた音楽の父バッハとスタンダードジャズが融合しています。チェンバロの音色が耳に馴染んだところにサラッとジャズに移行していくのが心地良いです。一番好きなのは「Armando's Rumba」です。バッハのトッカータとアルマンドのルンバが融合するなんて!と驚いているうちにいつの間にかルンバに移行していました。とても面白い試みですが、単に面白いからだけじゃなく、バッハへの尊敬が伝わってきます。
- ALBA [CD] / ペリーヌ・マンスゥイ・トリオ, Perrine Mansuy
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:7票
3 - アルバム全体を通しての印象は、淡く余韻を残す詩的な印象です。悪く言えばパワーに欠け、ボヤけていて退屈と感じる人もいると思います。私は個人的に女性ピアニストは応援したいのですが、あまりにこういう雰囲気一辺倒で来られると、ちょっと諸手を挙げて・・・とはなりにくいです。単に好みの問題でしょうけれど。「Lennie’s Pennies」や「Tangotino」のリズムの使い方は好きです。
- LIVE IN VIENNA [CD] / ロマン・シュヴァラー・ジャズカルテット, Roman Schwaller
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:8票
5 - ハードバップが好きな人にお勧めです。曲の素晴らしさは勿論ですが、音源が1987年のライブなので、現場の高揚感までビシビシ伝わってくるようです。私は「Beautiful Love」が一番好きなのですが、もし自分がライブに行って一番最初にこれが流れたら、それだけでテンションが最高潮になりそうです。「Bolivia」での無機質なピアノにテナーサックスが絡んでいく感じも、とても好きです。まるでハードバップのお手本のような作品だと思いました。
- SOUL JAZZ [CD] / ジョルジュ・アルヴァニタス・クインテット, & その他
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- 投稿日:2020年09月10日
- この口コミの投票獲得数:8票
5 - どの曲も全部私の好みの曲ばかりで、聴いているだけで気分が良くなります。ファンキージャズが好きな人にお勧めです。オープニング曲「This Here」の出だしが少しだけハンコックのCantaloupe Islandのような雰囲気で、ファンキーでカッコいいです。私はピアノをやっていたので「Oblivion」でのピアノソロの疾走感に憧れます。昔のスパイ映画みたいな「Mister X 」でもアルヴァニタスの素晴らしいテクニックを堪能できます。こんなにファンキーで鮮烈な音楽が自分が生まれるよりずっと前に聴かれていたなんて、羨ましい限りです。
- TIME AFTER TIME [CD] / セルジュ・デラート・トリオ, Serge Delaite, & その他
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- 投稿日:2020年09月09日
- この口コミの投票獲得数:8票
4 - このアルバムでは「Moon and Sand」と「In a Sentimental Mood」の2曲がバッハと掛け合わせられています。どこか厳かで背筋が伸びそうなイメージのバッハも、セルジュ・デラートの手にかかれば親しみやすいおじ様のような雰囲気になってしまいます。「Stardust」はスタンダードな曲なのにデラート特有の繊細な温かさがあって、聴いているだけで幸せな気持ちになります。
- BLUE PEARL [CD] / トヌー・ナイソー・トリオ, Tonu Naissoo
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- 投稿日:2020年09月09日
- この口コミの投票獲得数:5票
4 - 選曲がとてもよいアルバムだと思います。いわゆる「誰もが知る王道スタンダード曲」ではなく、「ありふれた王道から2番手3番手くらい」の有名曲を集めた印象です。といっても決してランクが低いということではなく、影に隠れがちな名曲ばかりです。ダイナ・ワシントンの「I'll Close My Eyes」が入っているのでこれが目当てで購入したようなものですが、もちろん他の曲も最高です。有名な映画のテーマ曲「Love Theme From Sunflower」は、初めて聴いた時に最初の導入部分だけで涙が出そうになりました。アルバムタイトルのブルーパールというのは、希少で珍しい宝物という意味合いも込められているのかなぁ、と勝手に想像しています。
- ズート・シムズ・オン・デュクレテ・トムソン [CD] / ズート・シムス
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- 投稿日:2020年09月09日
- この口コミの投票獲得数:14票
5 - ズート・シムズの名盤です。わずか7曲なのが惜しいし音源も古いですが、それでも入手しておいて良かったです。私はCDで購入しましたが、アナログ盤はあまり手に入らないそうです。中でも一番好きなのは「Evening in Paris」です。繊細なピアノに重なる柔らかいテナーサックスの音色に癒されます。疲れた日の夜、寝る前に聴きたくなります。
- WHATEVER IT IS [CD] / ウォルフガング・ハフナー・インターナショナル・ジャズ・クインテット, & その他
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- 投稿日:2020年09月09日
- この口コミの投票獲得数:5票
4 - ウォルフガング・ハフナーはドイツのジャズドラマーで、参加作品がとても多い人です。このアルバムでもスピーディーでかっこいいドラムを聴かせてくれています。オープニング曲の「Whatever It Is」はハフナー自身が作曲したそうで、出だしからハフナーの疾走感溢れるドラムソロで始まり、期待感が高まります。「Cute」ではドラムとベースの掛け合いが延々と続き、このまま終わらないで欲しいと思うほどかっこいいです。ジャズはトリオで聴くことが多いのですが、このクインテットは「正統派」という感じで好きです。