猫まるさんの投稿した口コミ一覧

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口コミ投稿

薔薇とダイヤモンド [CD] / 椿屋四重奏
  • 投稿日:2021年01月18日
  • この口コミの投票獲得数:1票
4
2005年のアルバムです。和製ロックという言葉がぴったりくるような、ストレートなロックとは一味違う艶のある雰囲気が魅力です。このアルバムは初期の頃と比べてだいぶ洗練されてきたような雰囲気を感じます。初期の荒削りさも好きですが、こういうのも良いです。「踊り子」という曲がイントロからかっこ良くて好きです。椿屋のファンは「紫陽花」「螺旋階段」で知ったという人が多いそうですが、「熱病」「朱い鳥」も良い曲です。
TOKYO CITY RHAPSODY [CD] / 椿屋四重奏
  • 投稿日:2021年01月18日
  • この口コミの投票獲得数:1票
5
椿屋四重奏はもう10年くらい前に解散してしまったバンドなのですが、いまだに大好きでよく聴いています。このアルバムは特に秀作と言って良いと個人的には思います。元々は収録されている「不時着」という曲が好きでこれ目当てだったのですが、他の曲も全部かっこよくて、いわゆる捨て曲がありません。「LOVER」「恋わずらい」などシングルカットされた曲ももちろん良いですが「LOVE 2 HATE」も好きです。タイトルどおり東京を思い起こさせる曲が多いように思います。2008年のアルバムなのに古さを感じさせません。
映画 家族はつらいよ
  • 投稿日:2021年01月18日
  • この口コミの投票獲得数:2票
4
子どもの頃は、両親や祖父母がなぜこれを見て笑っているのか全く理解できませんでした。お年寄り専用映画という認識でしかなく、昭和のノスタルジーに浸るだけのものだと思っていました。ですが大人になると、なぜか面白いです。別に昭和を懐かしまなくても登場人物の一人一人が面白く、愛おしくなってきます。コメディタッチだけど人物描写がとても深いと思います。人情とか悲哀とか人生のいろいろな事を経験するのと比例して理解できるようになっていくからかも知れません。うちの夫も寅さんが大好きなのですが、同じ価値観で良かったと思います。
映画 未来のミライ
  • 投稿日:2021年01月18日
  • この口コミの投票獲得数:2票
2
上映当時、甥っ子と姪っ子を連れて映画館で観ました。ジブリ映画にも言える事ですが、変なこだわりで無理せずに、プロの声優さんをキャスティングして欲しいです。声に違和感がある時点でストーリーに入れません。内容も中途半端なファンタジーという感じで途中で眠くなりました。まぁ子ども向けと思って割り切れば・・・と思ったのですが、甥っ子と姪っ子もイマイチと言ってて、残念でした。細田監督の他の作品はけっこう面白いと思ったのですが、これは無理でした。
The Oxford English Dictionary / John A. Simpson (編集), Edmund Weiner (編集)
  • 投稿日:2021年01月18日
  • この口コミの投票獲得数:0票
5
何年前にいくらで購入したかもよく覚えていないのですが、当時はけっこう思い切って買ったように記憶しています。全20巻2万ページ以上の辞典なんて、普通は要らないですよね。今はコンパクトにまとまった使いやすい辞書がいくらでもありますから。これは重いし場所取るし。今後OEDは紙媒体では出されないそうで、すでに電子版も出ています。きっとそちらの方が何倍も使いやすいのでしょう。でもこのOEDが英語辞典の原点だと思うと愛着が湧いて、処分する気は起きず所持し続けています。
The Professor and the Madman: A Tale of Murder, Insanity, and the Making of the Oxford English Dictionary (P.S.) / Simon Winchester (著)
  • 投稿日:2021年01月18日
  • この口コミの投票獲得数:0票
5
日本語訳も出ていますが、こちらの方が私は冗長さがなくて好きです。オックスフォード英語辞典の編纂に携わった2人の博士を中心に描かれています。もちろん実際にはこの2人だけで作ったわけではありませんが、最も重要な役割を果たしたことは間違いないでしょう。天才と狂人は向かう方向の違いだけで、実は同じなのかも知れません。コンピュータもない時代にあんな途方もない作業は常人にはまず無理でしょうから。何か一つでも条件が欠けていたら・・・究極の話、マイナーが人を殺めなければ、あの辞典は完成していなかったかもしれないと思います。自宅裏に建てた作業小屋がどんなものかや、当時の人たちの服装に至るまで詳細に描かれていて、まるで資料館のようでもあります。ノンフィクションですので、事実を淡々と知りたい人にお勧めです。私はOEDの全巻を持っているので、大変興味深く読めました。
博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF) / サイモン ウィンチェスター (著), Simon Winchester (原著), 鈴木 主税 (翻訳)
  • 投稿日:2021年01月18日
  • この口コミの投票獲得数:0票
4
映画化もされたノンフィクションです。ミステリ小説のような読みやすさはありませんが、かの有名なオックスフォード英語辞典ができるまでを知りたい人にはぴったりです。日本語訳の文章が個人的には読みにくく感じる箇所があり、目線が時々止まったり前行に戻ったりしたのがやや残念。苦にならない方は原文(英語)を読むことをおすすめします。とはいえ内容自体は興味深いもので、2人の狂気じみた天才が手がけたOEDにますます愛着が湧きました。
映画 博士と狂人
  • 投稿日:2021年01月16日
  • この口コミの投票獲得数:3票
5
昨年秋に公開されたメル・ギブソンとショーン・ペンの共演作です。それだけでも凄いですが周りのキャストも大変豪華で、映画好きの方ならかなり分かると思います。原作の本を読んで是非映画も見たいと思い、公開後すぐに観ました。ギブソンとペンの共演と聞いて、どっちがどっちの役だろうと思いましたが、ギブソンが博士の方でした。貧しい生まれから這い上がった博士と、元エリートの狂人が「完璧な辞典」を作るために協力します。辞典が作られる事になった経緯は、今も英語が世界の共通語になっている背景にも繋がり、興味を惹かれました。映画のメインテーマは編纂作業そのものというより、それにまつわる人間模様や友情だったと思います。どちらも博士でどちらも狂人でした。メル・ギブソンは一瞬「誰?」と思うほどの風貌。ショーン・ペンは本当にこういう役がぴったりですね。未亡人が初めて文字を習う姿を見て、学ぶこと知識を広げる事の大切さを改めて実感しました。原作の本もおすすめです。
Amazon Prime Video ハリエット
  • 投稿日:2021年01月16日
  • この口コミの投票獲得数:1票
5
奴隷解放運動家のハリエット・タブマンの半生を元に作られた映画です。私は日本の声優さんは素晴らしいと思っていますが、それでもこの映画は是非とも字幕版を強くおすすめしたいです。シンシア・エリヴォから発せられる言葉のパワーを直に感じられます。映画ですのでもちろん脚色もあるでしょうが、一度だけでも奇跡的と言える農園との往復を何度もやってのけるのがとにかく凄いです。これだけの事をやってのけたのに、ご本人は貧乏な晩年だったそうで、何だかやりきれない思いです。サクセスフルな映画の裏で実際の話を知ってしまうと切なさも感じますが、映画としてはかなり良作だと思います。シンシア・エリヴォが歌うテーマ曲は生命力が溢れるような迫力で、鳥肌が立ちます。
生きるための自由論 (河出ブックス) / 大澤 真幸 (著)
  • 投稿日:2021年01月16日
  • この口コミの投票獲得数:1票
4
何年か前に読んだことがあります。「自由とは」という抽象的なテーマについて、冷戦終結や脳科学の視点から述べられていて、なかなか興味深かったです。一見難しそうなイメージですが決してそんなことはなく平易な文章で書かれていて読みやすいと思います。専門知識のない私でもスラスラ読めました。欲を言えば、もう少し掘り下げて読み込める内容だったら良かったかなと思いました。
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