小説
- 暁のひかり / 藤沢周平
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- 短編小説です。賭場の帰りに足の悪い少女に出会った主人公。堅気に戻ろうと思うのですが…。江戸時代を背景に、切ない思いを描いた作品です。藤沢周平さんの作品は、昔ながらの純粋な思い、いじらしいほどプラトニックな思いが描かれていて好きです。
(あきこさん 女性 35才 会社員(技術系))
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- ひとがた流し / 北村 薫
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- おさななじみの女性3人の、大人になってからの物語。すこし暗い内容になりますが、女性の友情のあたたかさを考えさせられます。泣いてしまうシーンもあるのでしんみりしますが、いい本でした。
(チロルおやじさん 女性 41才 自営業)
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- 鬼子母神 / 安藤 能明
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- とにかく怖いです。お化けとがそういうものではなく、人間が怖いです。児童虐待がテーマだと思ったら、もっと恐ろしい方へ話は展開していきます。途中でヒントのような、わざとらしい台詞がでてきて犯人がわかってしまうところがちょっと残念でした。
(ぼんちさん 女性 34才 主婦(主夫))
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- 蛇行する川のほとり / 恩田 陸
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- 恩田 陸の本はどれもおもしろいですが、これも読みやすくておもしろかったです。ある夏休みに少女たちが合宿をするお話。ミステリーですが、ガーリーなテイストがあります。夏休みに読書するのにピッタリです。読み進むと、映像がドラマのように浮かびました。
(金麦さんさん 女性 41才 自営業)
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- ちいさなちいさな王様 / アクセル ハッケ, ミヒャエル ゾーヴァ
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- ある日、『僕』の部屋に突然現れた人差し指サイズの王様と、サラリーマンの『僕』のお話です。わがままで気まぐれな王様と、無気力な『僕』の会話は、色々なことを考えさせてくれます。自分は、どんな大人になりたいのか。成長って、どんなことを言うのか。挿絵も物語りに合っていて、とてもきれいでした。
(みらいさん 女性 18才 学生)
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- ブレイブ・ストーリー (角川文庫) / 宮部 みゆき
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- アニメ映画化もした人気の作品ですね。これまでは、宮部みゆきさんの本でファンタジーって読んだ事がなかったのですが意外とすんなり読めます。現実世界では、父親が不倫して家を出て行ってしまうのですが、もう一つの世界では父親と不倫相手にそっくりな二人に出会うところがとても印象に残っています。
(ぴろりきんさん 女性 30才 主婦(主夫))
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- 盤上の敵 (講談社文庫) / 北村 薫
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- 白のキング、白のクイーン、黒のキング、黒のクイーン、と、登場人物と事件の顛末がチェスになぞらえて語られる推理小説。語り手である主人公が白のキング、その妻が白のクイーンです。逃亡犯による、偶発的な立てこもり事件に巻き込まれた妻を助けるために主人公が取ったある行動。実はそこには彼自身のある目論見が隠されていた。最初、小説ではなく、バレエ作品として2パターンの振付を見ました。後から小説を読むと、踊りで表現されていたことが、文字でより詳細を説明されてみるとこうなのか、と興味深かったです。しかし、ストーリーは救いがないギリギリで、かなり読んでいてつらい箇所もありました。悪意だけで生きている人間が実在するのか?と考えてエーリッヒ・フロムの「悪について」を読んでしまったほどです。その結論は出ませんが、最後のシーンに描かれている再生への希望を信じたいです。
(サラビさん 女性 40才 公務員)
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- 無事、これ名馬 (新潮文庫) / 宇江佐 真理
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- 宇江佐 真理の時代小説は解説を読んだだけで辛そうで手が伸びない作品もあります。こちらも切ない話ではあるのですが、気弱で泣き虫な武士の子が火消しの親分に弟子入り志願する、という設定に興味を引かれて読みました。しかし、本当に好きだった相手と添い遂げられなかった三十路の男女の心模様は、やはり切なかったです。老いや、火事など、自分の意思とは関係ない出来事で変わる人生。生きていれば、多かれ少なかれ、余儀ないこと、というのが誰にでもあると思います。親の期待に添えないこと、好きな人と一緒になれないこと、年をとること。そんないろいろな余儀なきことを飄々と受け止めて、日々の生活に幸せを見出せる人が、「名馬」なのかもしれません。
(サラビさん 女性 40才 公務員)
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- 監督 / 海老沢泰久
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- 高校生のときに読んではまり、以来、暗記するほど読みました。ヤクルトスワローズ監督だった、広岡達朗氏をモデルにした、事実に基づくフィクションです。広岡監督以外の登場人物は架空の名前ですが、当時のスワローズを知っている人なら誰でモデルなのか、おおよそ分かります。チーム名はスワローズではなく、「エンゼルス」となっています。海老沢泰久独特の、翻訳文のような文体で、アメリカの野球小説を読んでいるようでもあります。後半の、野球賭博を巡る疑惑に主力選手が巻き込まれるあたりの展開がスリリングで、何度読んでもラストまで一気に読んでしまいます。
(サラビさん 女性 40才 公務員)
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- ガジュマルの家 / 大島孝雄
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- 第19回朝日新人文学賞受賞作。沖縄には、キジムナーという精霊がいます。主人公は、キジムナーの「僕」。精霊として500年生きてきた後に、「僕」は人間として生まれてきます。16世紀から戦後までの沖縄・イシャナギ島(石垣島)を、土着色濃く描いた不思議な小説です。私もおもしろく読みましたが、歴史ものっぽい要素が強いので、たぶん、男性にはもっと受けるんじゃないかと思います。
(サラビさん 女性 40才 公務員)
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※(口コミランキングGOGO編集部調べ)
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