一般小説
このカテゴリの口コミポイント20pt
- 赤い糸 (単行本) / メイ
-
4.0(2件の口コミ)
- 奥さんが借りてきたので読ませてもらいました。携帯小説をよんでいたのですがそのまま同じ内容でした。携帯と違いめくればすぐに次のページに進むので読みやすかったです。
(たけコロさん 男性 28才 会社員(その他))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- 終りに見た街 (小学館文庫 や 22-3) / 山田 太一 (著)
-
4.0(1件の口コミ)
- 初めてこの作品を読んだ時は戸惑いと衝撃を受けました。先日この作品のテレビドラマを観たのですが、わかってはいたけどバッドエンドでした。現代から戦時中にタイプスリップする物語は沢山作られてきたけど、このお話は異質だと思います。改めて読み返してみると、文章のリズムが読みやすく、引き込まれてスイスイ読み進めて最後にショックを受けます。単なる反戦ではない、戦争を美化も卑下もしない、ただただ現実を突きつけられるような、言葉を失うラストです。過去の人々に「自分は未来を知っている、この時代でやっていることは愚かだ」なんて言うのは、傲慢なのかも知れないと考えさせられました。
(猫まるさん 女性 52才 主婦(主夫))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- つめたいよるに (新潮文庫) / 江國 香織 (著)
-
4.0(1件の口コミ)
- ショートショートともいえる短編小説が21作含められた作品です。最初の『デューク』という小説では、長年可愛がっていた愛犬を亡くして涙に暮れていた女性が、街で偶然出会った優しい男性に、デートのような楽しい経験を一夜させてもらい、心がほっこりと慰められます。その間、彼女が気になっていた、亡き愛犬のものによく似た男性の仕草・嗜好や、別れ際の「今まで楽しかった」「(あなたを)愛していた」などの不思議な言葉などから、その男性の正体、および現れた目的に読者は気づかされます。私も子供の頃、可愛がっていた愛犬を亡くした経験があり、このストーリーには感情移入できました。この短編集に収められた複数の小説を読んでいくと、「老人は衰えてやがて死んでいき、それにも構わず、若い女性は恋人を作りやがて結婚する」というような作者の月並みな人間観に食傷する部分はありましたが、読者の心を揺さぶる表現力や創造性は秀逸だと感じました。
(こむぎさん 男性 53才 自由業)
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- 凶運の手紙 (角川文庫) / 仁木 悦子 (著)
-
4.0(1件の口コミ)
- 『結婚指輪』という藤田朋子さん主演の2時間のサスペンスで見て、面白かったので原作を読みました。ドラマと設定が全く違いましたが、少女に手紙を書くというところは同じでした。昔のものなので、多少、今だと使わない(差別表現と宇言われる)言葉もありましたが、短編で読みやすく面白かったです。
(あきこさん 女性 47才 会社員(技術系))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- アメリカひじき・火垂るの墓 / 野坂 昭如
-
4.0(1件の口コミ)
- あの有名なアニメ「火垂るの墓」の原作が収められた小説集です。この時期にたまに読み返したくなります。昨今、小説や漫画が映画化されると必ず「原作の設定を壊した駄作」などと言う原作ファンが出てきますが、その度に私は「でも火垂るの墓は泣きながら観たんじゃないの?」と冷めた目で見てしまいます。それくらい火垂るの墓はアニメと原作は違います。原作に美しい兄妹愛は出てきません。兄は血の繋がらない妹の面倒を見つつも、自分を優先させ死なせてしまいます。肯定は絶対できないけど単純に非難もできない、そういう苦さが残ります。原作は作家自身の懺悔でもあり、きっと同じような懺悔を抱えた人が沢山いただろうと思います。嫌悪感を覚える世界なのに目を逸らせない、そんな作品です。
(猫まるさん 女性 50才 主婦(主夫))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- ぼくらのグリム・ファイル探険〈上・下〉/ 宗田 理 (著)
-
4.0(1件の口コミ)
- ぼくらシリーズでは珍しい上・下巻で別れています。いつもとは違って戦う相手が悪い大人というより情報ウイルスという世の中に溢れかえっているもので誰が感染しているか分からないのが恐ろしい事です。未成年の事件とか大人の事件でも何故起こしたのか分からない、なにかの影響だとしたら原因をつきとめるしかないです。世界をまたにかける戦いの幕が切っておとされました。
(たぬきちさん 男性 37才 その他)
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- 幽霊―或る幼年と青春の物語 (新潮文庫) / 北 杜夫 (著)
-
4.0(1件の口コミ)
- まず持った感想は、きれいな不思議な雰囲気をもった小説だということ。高校生の主人公が昆虫採取をしている少年に出会い、心寄せ合う中で、過去の自分と現在の自分が混ざり合ったような視点で書かれています。最初に読んだのは、問題集なので、心情を把握していくには良い題材なのでしょう。しかし、読み進めているうちに、問題集の答えに物足りなさを感じるようなもっと深い考えさせられる何かがあるような作品でした。
(あきこさん 女性 45才 会社員(技術系))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- つむじダブル / 小路 幸也 (著), 宮下 奈都 (著)
-
4.0(1件の口コミ)
- 2人の作家さんの合作です。高校生でバンドに取り組む高校生のお兄ちゃんを小路幸也さんが、柔道に一生懸命に取り組む小学生の妹を宮下奈都さんが描いています。短い1話ごとの話なので、面白く読めます。ひとつの物事について、高校生男子と小学生女子のそれぞれの立場の考え方など比較して読めるのも面白いです。語り口調で書かれているので読みやすいと思います。
(あきこさん 女性 45才 会社員(技術系))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- 小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫) / 志賀 直哉 (著)
-
4.0(1件の口コミ)
- 志賀直哉の作品です。『城崎にて』は高校時代に読んだのですが、問題集で読んだだけだったので、読み直してみました。高校生用の問題集にもあるので読みやすいと思置います。かなり短い短編です。その他にも短編が数点入っています。『佐々木の場合』『城崎にて』『小僧の神様』は読みやすかったですが、それ以外の短編は少しわかりにくいものもありました。まず読んでみたら・・・という感じの本でした。
(あきこさん 女性 43才 会社員(技術系))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
- 晩年の子供 (講談社文庫) / 山田 詠美
-
4.0(1件の口コミ)
- 最初に読んだのは、問題集で『ひよこの眼』の一部でした。転校生の眼になつかしさを感じた主人公が、ついついその転校生の少年を目で追ってしまう。その様子をクラスメイト達がはやし立て、意識すればするほど不自然に接してしまうというかわいらしい話だと思い、続きが気になって購入しました。短編集です。そんなかわいらしい恋愛話ではありませんでした。衝撃をうけます。子供だからこその鋭い感覚。ちょっと後味が怖い…かもしれません。
(あきこさん 女性 41才 会社員(技術系))
- 詳細を見る|口コミを投稿する|欲しいものリストに追加|この商品の口コミをもっと見る
※(口コミランキングGOGO編集部調べ)
※掲載情報の内容等に関しましては、必ずリンク先の販売会社及びサービス会社のホームページにてご確認下さい。リンク先ページが存在しない場合や、内容に変更が生じている場合もございますのでご注意下さい。
※口コミ投稿者からの情報はあくまで投稿者の私的な意見です。あくまで個人での判断の上、ご活用下さい。
※当サイトのご利用により生じたいかなる損害においても、当方は一切責任を負いませんので、予めご了承の程、宜しくお願い致します。