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- 渚にて 人類最後の日 (創元SF文庫) / ネヴィル・シュート (著), 佐藤 龍雄 (翻訳)
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5.0(2件の口コミ)
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「渚にて 人類最後の日」は、何度か読んだことがある作品です。友人に面白いと教えてもらい、気になって読んでみることにしたのがきっかけでした。ストーリーのクオリティが高く、夢中になって読むことができました。第3次世界大戦が起きて、放射能により多くの死者が出てしまいます。人類の最後の数日をリアルに描いています。人の心情を上手く表現できていることも魅力の一つです。考えさせられることが多くあるため、読んでみる価値が十分あると感じました。
(ハゲタカさん 男性 30才 自由業)
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学生の頃に読んで、それ以来何かしらの社会現象が起こる度に思い出す本。「人類最後の日」というキャッチコピーがついているので宇宙人や未知の生物に侵略されるのか!?と思いきやこの小説で地球や生き物を死に至らしめているのは自ら起こした核戦争による放射能。そしてこういう作品にありがちなパニック描写もさほどありません。もう生物が死に絶えているであろう北半球からの救難信号を受けとるシーンでは少しそういったシーンもありますが全体としては粛々と終末に向かって進んでいきます。生き残った人類は「もうどうしようもない、この状況に慣れきって受け入れてしまっている」という感じ。現在新型コロナウィルスが蔓延する状況に慣れきった身としてはこのシチュエーションは非現実的に見えて実はすごくリアルかも…と考えさせられました。全体を通じて登場人物が理性的すぎ、特にラストに向かうにつれその度合いが強くなりすぎて少し違和感を覚えましたがそれもまたこの小説を物悲しいものにさせるのに一役買っているのかなと感じました。読了後に考えさせられることも多いので若い人に読んでもらいたい小説です。
(makkiiiさん 女性 36才 会社員(事務系))
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※(口コミランキングGOGO編集部調べ)
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